BOOX Palma2 vs BOOX Go Color 7|電子ペーパータブレット徹底比較
電子書籍やドキュメントの閲覧に最適な電子ペーパータブレット。 その中でも注目を集めているのが、コンパクトでスマホライクな「BOOX Palma2」と、カラー表示が可能な「BOOX Go Color 7」です。
どちらもAndroid OSを搭載し、一般的な電子書籍リーダーよりも自由度が高いのが特徴。 しかし、画面サイズ・表示方式・操作性・バッテリーなど、多くの点で違いがあり、「どっちを選ぶべきか」迷う人も少なくありません。
この記事はこんな人におすすめ
- 初めての電子ペーパー端末を検討している
- モノクロとカラーで迷っている
- 読書だけでなく、仕事や学習にも使いたい
- コンパクトで持ち運びしやすい端末を探している
まずは、電子ペーパー端末を選ぶ際のチェックポイントから整理していきましょう。
電子ペーパータブレットを選ぶポイントとは?
電子ペーパー端末は、目に優しく長時間の読書に適しているだけでなく、PDF閲覧やノートアプリとの連携、学習・ビジネス用途にも活用できます。 しかし、モデルによって得意分野が異なるため、以下のような点をチェックするのがおすすめです。
- 画面サイズと解像度:小型かつ高精細か、大型で読みやすさ重視か
- モノクロ or カラー:テキスト中心か、マンガ・図解・教材なども見るか
- OSとアプリ対応:AndroidベースならKindleやPDF、各種学習アプリも使用可能
- バッテリー持ち:毎日使うか、外出先でも長時間使いたいか
- 操作性:物理ボタンの有無、片手操作、持ちやすさなど
- ストレージと拡張性:microSD対応か、書籍やデータを多く保存できるか
- 重量と携帯性:通勤・通学・出張に持ち歩きやすいか
このチェックリストを元に、次は実際にBOOX Palma2とBOOX Go Color 7のスペックを比較してみましょう。
BOOX Palma2 vs BOOX Go Color 7|スペック比較
ここでは、BOOX Palma2とBOOX Go Color 7の基本スペックを一覧表で比較します。 ディスプレイ性能やOS、ストレージ、バッテリーなど、日常使いに直結するポイントをチェックしてみましょう。
項目 | BOOX Palma2 | BOOX Go Color 7 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.13インチ E Ink Carta 1200 解像度:824×1648(300ppi) | 7インチ E Ink Kaleido 3 解像度:1264×1680(モノクロ) 632×840(カラー) |
カラーディスプレイ | 非対応(モノクロのみ) | 対応(4096色表示) |
プロセッサ | Qualcomm製 オクタコア | Qualcomm製 オクタコア(最大2.4GHz) |
メモリ(RAM) | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB(microSD対応・最大2TB) | 64GB(microSD対応・最大2TB) |
OS | Android 11 | Android 12 |
バッテリー | 3950mAh | 2300mAh |
重量 | 約170g | 約195g |
スペック面では、Palma2が性能重視、Go Color 7はカラー対応と画面の広さが魅力です。 次のパートでは、電子ペーパーで特に気になる「ディスプレイと表示性能」について詳しく見ていきましょう。
ディスプレイ性能を比較|見やすさと用途で選ぶ
BOOX Palma2
Palma2は6.13インチのE Ink Carta 1200ディスプレイを搭載し、解像度は824×1648(300ppi)。 文字表示が非常にクリアで、白黒のコントラストがはっきりしており、長時間の読書でも目が疲れにくいのが魅力です。
スマートフォンに近い縦長の比率を持ち、電子書籍・小説・PDFの閲覧に最適。 ディスプレイの応答速度をカスタムできるモードもあり、スクロールやアニメーション表示にも柔軟に対応できます。
BOOX Go Color 7
Go Color 7は、7インチのE Ink Kaleido 3ディスプレイを搭載。 モノクロ表示では1264×1680(300ppi)、カラー表示では632×840の解像度で、4096色のカラー表現が可能です。
カラー雑誌、教材、マンガ、図解入りのビジネス書など、カラーで読みたいコンテンツに非常に強みがあります。 ただし、カラー時の解像度はやや低下するため、細かい文字中心の用途では注意が必要です。
ディスプレイまとめ
- 文字中心・高精細で読みたい → BOOX Palma2
- カラー表示を楽しみたい → BOOX Go Color 7
動作・OS・操作性を比較|アプリ利用や快適さに直結
BOOX Palma2
Palma2は6GBのメモリとQualcomm製オクタコアCPUを搭載し、非常に快適な動作を実現。 PDFの高速スクロール、マルチアプリの切り替え、辞書・ノートアプリの併用などもスムーズにこなせます。
OSにはAndroid 11を搭載しており、Google Playにも対応。Kindleや楽天Kobo、Evernote、Notionなど多彩なアプリを自由にインストール可能。 片手で持ちやすい縦長のフォームと、サイドに配置された物理ボタンが、片手操作にも最適です。
BOOX Go Color 7
Go Color 7は、4GBメモリと同じくオクタコアCPU(最大2.4GHz)を採用。日常的な電子書籍リーダー用途では十分な性能を備えています。 特に、カラーマンガや図解資料の表示でもストレスを感じにくい処理速度です。
OSはAndroid 12を搭載し、こちらもGoogle Play対応。最新のセキュリティ機能や権限管理に優れており、Androidタブレットに近い使用感を実現しています。
操作性・OSまとめ
- 高性能で重いファイルも快適に動かしたい → BOOX Palma2
- カラー用途でも安定した動作がほしい → BOOX Go Color 7
カメラ・スピーカー・操作機能の違いをチェック
BOOX Palma2
Palma2は、電子ペーパー端末としては珍しく16MPのリアカメラを搭載。LEDフラッシュも付いており、 書類スキャンやノートの撮影、OCR機能との組み合わせによるデジタル化にも便利です。
また、内蔵スピーカー・マイクに対応しており、音声再生や録音アプリ、読み上げ機能も利用可能。 さらに、物理ボタンが側面に搭載されており、「ページ送り」や「アプリ切り替え」などに割り当てることができます。
BOOX Go Color 7
Go Color 7にはカメラは搭載されていませんが、ステレオスピーカー・マイク・Gセンサー・物理ボタンはしっかり搭載。 オーディオブックの再生や読み上げアプリに使えるほか、画面の自動回転や片手操作にも対応しています。
物理ボタンでページ送りができる点はPalma2と共通しており、マンガや技術書の連続読みでもストレスなく操作できます。
機能性まとめ
- カメラ機能や書類スキャンも活用したい → BOOX Palma2
- カラー読書や音声再生に集中したい → BOOX Go Color 7
バッテリー持ちと拡張性の違いを比較
BOOX Palma2
Palma2は3950mAhの大容量バッテリーを搭載しており、数日〜1週間以上の使用に耐える持続力を誇ります。 E Inkディスプレイとの組み合わせにより、待機中の消費電力も非常に少なく、頻繁な充電の必要がありません。
さらに、128GBの内部ストレージと最大2TBまで対応するmicroSDカードスロットを備えており、書籍・PDF・ノート・音声ファイルなどを大量に保存可能。 長期的な利用やビジネス用にも頼れるスペックです。
BOOX Go Color 7
Go Color 7のバッテリーは2300mAhで、軽量ボディとのバランスを取った設計です。 モノクロ表示では数日〜1週間、カラー表示では使用頻度によっては毎日充電が必要な場合もあります。
ストレージは64GBとやや控えめですが、こちらもmicroSDカード(最大2TB)に対応しており、拡張性は十分。 カラーコンテンツを中心に使う方には許容範囲の構成です。
バッテリー・ストレージまとめ
- 長時間のバッテリー&大容量保存 → BOOX Palma2
- カラー表示を割り切って使うなら十分 → BOOX Go Color 7
機能別まとめ|自分の使い方に合うのはどっち?
ここでは、BOOX Palma2とBOOX Go Color 7の性能をポイントごとに整理した比較表を紹介します。 「どちらがどの用途に向いているか」がひと目でわかる構成です。
比較項目 | BOOX Palma2 | BOOX Go Color 7 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.13インチ(モノクロ・300ppi) | 7インチ(カラー対応・モノクロ300ppi) |
カラーディスプレイ | 非対応 | 対応(4096色) |
OS | Android 11 | Android 12 |
Google Play対応 | あり | あり |
メモリ/ストレージ | 6GB/128GB+microSD | 4GB/64GB+microSD |
バッテリー容量 | 3950mAh | 2300mAh |
カメラ | 16MPリアカメラ搭載 | なし |
重量 | 約170g | 約195g |
物理ボタン・音声 | あり(カスタマイズ可・スピーカー・マイク) | あり(ページ送り・スピーカー・マイク) |
表からも分かるように、性能重視・多用途派ならPalma2、カラー表示や大画面重視ならGo Color 7といった選び方が理想的です。
BOOX Palma2 の詳細レビュー

特徴
BOOX Palma2は、スマホに近いフォームと高性能を両立したモノクロ電子ペーパー端末です。 電子書籍・PDF・スキャン・音声再生など、幅広い用途に対応可能なマルチユース型モデルです。
メリット
- 6GBメモリ×128GBストレージの快適なパフォーマンス
- 16MPカメラで書類スキャンやOCRが可能
- 片手でも扱いやすい軽量&縦長ボディ
- 高解像度モノクロ表示で長時間読書にも最適
- Google Play対応でアプリの拡張性◎
デメリット
- カラー表示には非対応
- 細かなカスタマイズに慣れが必要
- 価格はやや高め(そのぶん高性能)
BOOX Go Color 7 の詳細レビュー

特徴
BOOX Go Color 7は、カラー対応・大画面・軽量設計を備えたE Ink Kaleido 3搭載モデル。 マンガ・雑誌・教育コンテンツなど、カラーが活きる読書スタイルにフィットします。
メリット
- 4096色のカラー表示が可能なKaleido 3ディスプレイ
- 7インチの大画面で図版・マンガにも最適
- Google Play対応でアプリ自由に導入可能
- 物理ボタンやスピーカー・マイクも搭載
- Android 12でセキュリティや権限管理も安心
デメリット
- カメラ非搭載(スキャンなどは不可)
- バッテリーはカラー使用時にやや短め
- メモリ・ストレージはPalma2より控えめ
結論:あなたに合う電子ペーパーはどっち?
BOOX Palma2とBOOX Go Color 7は、それぞれ異なる強みを持った優秀な電子ペーパー端末です。 選ぶべきモデルは、あなたの「読書スタイル」や「使用目的」によって変わります。
こんな人におすすめ|BOOX Palma2

- 文字中心の読書(小説・技術書など)を快適に楽しみたい
- スキャン・OCRなど、書類管理にも活用したい
- 外出先で片手で使える軽量デバイスを探している
- 複数アプリを快適に動かしたい(大容量メモリ)
こんな人におすすめ|BOOX Go Color 7

- マンガ・雑誌・カラー教材などをしっかり読みたい
- 7インチの大きめ画面で快適に表示したい
- シンプルな使い心地で、日常読書に特化したい
- 読書+オーディオブックなどにも使いたい
迷ったらこの早見表で!
重視するポイント | おすすめモデル |
---|---|
カラー表示・マンガ・雑誌に最適 | BOOX Go Color 7 |
モノクロでとにかく高精細に読みたい | BOOX Palma2 |
スキャン・OCR・仕事での活用 | BOOX Palma2 |
カジュアルに電子書籍を楽しみたい | BOOX Go Color 7 |
どちらのモデルも完成度が高く、電子書籍だけでなく学習・ビジネスにも活用できる実力派。 あなたの「読むもの」と「使い方」に合った1台を選んで、快適なデジタル読書ライフを始めましょう!
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