iPad 第11世代 vs Xiaomi Pad 7|どっちが買い?
2024年に登場した注目の2大タブレット「iPad 第11世代(A16 Bionic)」と「Xiaomi Pad 7(Snapdragon 7+ Gen 3)」。
どちらもミドル〜ハイレンジの性能を持ちながら、使い方によって向いている人が大きく変わってきます。
本記事では、両モデルを7つの観点から徹底比較し、「イラスト制作」「ゲーム」「動画視聴」「学習用」など、それぞれの用途別に最適な1台を提案します。
この記事はこんな人におすすめ
- タブレットの買い替え・初購入を検討している
- iPadかAndroidかで迷っている
- ゲーム・動画・イラストなどに適した1台を選びたい
- できるだけコスパ良く高性能モデルを買いたい
タブレット選びの注目ポイント
タブレットは使い方によって重視するべきポイントが変わってきます。この記事では、以下の項目で比較していきます。
- ディスプレイの見やすさ・色味・解像度
- 処理性能(SoC・メモリ)と操作感
- バッテリー持ち・充電速度
- スピーカー音質・サウンド性能
- カメラ性能(フロント含む)
- OS・アプリ環境・拡張性(Apple Pencil等)
- 価格・ストレージ・コストパフォーマンス
それでは次に、スペック比較表から見ていきましょう。
iPad 第11世代とXiaomi Pad 7をスペックで比較
まずは、基本スペックを比較してみましょう。画面サイズや解像度、チップ性能、対応アクセサリーなど、タブレット選びに欠かせないポイントを一覧で整理しています。
項目 | iPad 第11世代(A16 Bionic) | Xiaomi Pad 7 |
---|---|---|
画面サイズ | 11インチ Liquid Retinaディスプレイ | 11インチ LCDディスプレイ |
解像度 | 2360×1640(264ppi) | 2560×1600(約274ppi) |
リフレッシュレート | 最大60Hz | 最大144Hz |
プロセッサ | Apple A16 Bionic | Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ / ストレージ | 未公表 / 64GB〜 | 8GB / 128GB |
OS | iPadOS 17 | Android 14(Xiaomi独自UI) |
対応ペン | Apple Pencil(第1・2世代)対応 | Xiaomi Smart Pen(別売)対応 |
スペックだけを見ると、iPadは「全体のバランスと完成度」、Xiaomi Pad 7は「性能と拡張性」に優れています。次は、それぞれの特徴を用途別に詳しく比較していきます。
ディスプレイ性能の比較
iPad 第11世代
iPad第11世代は、11インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、発色が自然で目に優しいのが特徴です。True Toneにも対応しており、長時間の読書や学習でも疲れにくい画面設計となっています。
リフレッシュレートは60Hzのため、ゲーミングや超滑らかさを求める用途にはやや物足りなさもあるかもしれません。
Xiaomi Pad 7
Xiaomi Pad 7は、11インチの高解像度LCDディスプレイ(2560×1600)を搭載。最大144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、スクロールやゲームの描画が非常に滑らかです。
ややコントラスト強めの色調で、映像コンテンツやゲームに没入したいユーザーに向いています。
ディスプレイまとめ
- 自然な発色・目への優しさを重視 → iPad 第11世代
- リフレッシュレートや映像の迫力重視 → Xiaomi Pad 7
処理性能・ゲーム性能の比較
iPad 第11世代(A16 Bionic)
Apple A16 Bionicチップは、iPhone 14 Proシリーズにも搭載された高性能プロセッサ。CPU・GPUともに高速で、iPadOSとの最適化によってアプリの起動や切り替え、描画処理が非常にスムーズです。
イラスト制作アプリ(Procreateなど)や動画編集、教育アプリも快適に動作し、Apple Pencilとの連携も非常にレスポンスが良好です。
ゲームについても、PUBG Mobileや原神などの高負荷タイトルが中~高画質で安定動作しますが、リフレッシュレートが60Hzに制限される点には注意が必要です。
Xiaomi Pad 7(Snapdragon 7+ Gen 3)
Snapdragon 7+ Gen 3は、Qualcommの上位ミドルレンジ向け最新チップで、前世代の800番台に迫る性能を発揮。8GBメモリとの組み合わせで、マルチタスクやアプリ起動のキビキビ感も高く評価されています。
原神・崩壊スターレイルといった重めのゲームでも高リフレッシュレートを活かした滑らかなプレイが可能。Androidタブレットとしては非常に高いゲーム適性を誇ります。
処理性能まとめ
- イラスト・学習・動画編集まで快適 → iPad 第11世代
- ゲームや高負荷アプリ・画面の滑らかさ重視 → Xiaomi Pad 7
バッテリー性能の比較
iPad 第11世代
Apple公式によると、最大10時間のWi-Fiインターネット利用または動画再生が可能。A16 Bionicの省電力性とiPadOSの最適化により、実使用でもバッテリーの持ちは非常に安定しています。
USB-Cでの充電に対応していますが、急速充電に関してはやや控えめで、満充電までに約2時間程度かかります。
Xiaomi Pad 7
公式発表では約8800mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大33W急速充電に対応。ゲームや動画など負荷の高いアプリを使っても、1日以上しっかり持つタフな設計が特徴です。
急速充電により、約1時間30分前後で80〜90%までの充電が可能とされています。
バッテリーまとめ
- 省エネかつ安定した持ち重視 → iPad 第11世代
- 容量の大きさ・充電の速さを重視 → Xiaomi Pad 7
スピーカー音質の比較
iPad 第11世代
iPadシリーズはステレオスピーカーを搭載し、縦持ち・横持ちどちらでもバランスよく音が響くのが特徴。音質はクリアで中音域がしっかりしており、映画や学習動画にも向いています。
Xiaomi Pad 7
クアッドスピーカー(4基)を搭載し、立体的なサウンドが魅力。Dolby Atmosにも対応しており、音の広がりや迫力という点では明らかに優れています。
スピーカーまとめ
- 音の明瞭さやバランス重視 → iPad 第11世代
- 映画・音楽など迫力重視 → Xiaomi Pad 7
カメラ性能の比較
iPad 第11世代
背面に12MP広角カメラ、フロントにはセンターフレーム対応の12MP超広角カメラを搭載。ビデオ通話やスキャン用途には十分な性能です。
Xiaomi Pad 7
背面カメラは13MP、フロントは8MPを搭載。タブレットとしては標準的な構成ですが、SNS投稿や通話用途では十分です。
カメラまとめ
- フロントカメラ・ビデオ会議重視 → iPad 第11世代
- 標準的な使い方でOK → Xiaomi Pad 7
OS・アプリ環境の違い
iPad 第11世代
iPadOS 17はApple製アプリとの親和性が高く、ProcreateやLumaFusionなど、タブレット向けに最適化された高機能アプリが豊富。学習・創作・業務まで幅広い用途に対応します。
Xiaomi Pad 7
Android 14ベースのMIUI Padが搭載されており、Google Playストアのアプリが自由に使えます。マルチウィンドウ機能やジェスチャー操作も強化されており、直感的な操作性が魅力です。
OSまとめ
- 学習・創作アプリの質を重視 → iPad 第11世代
- カスタマイズ性やAndroidの自由度重視 → Xiaomi Pad 7
用途で選ぶ!iPad 第11世代とXiaomi Pad 7の機能比較
ここでは実際の使用シーンに沿って、両タブレットの得意分野を比較しています。 スペックの数値だけでは分かりにくい「体感差」や「使用感」にフォーカスして、選ぶポイントを整理しました。
項目 | iPad 第11世代 | Xiaomi Pad 7 |
---|---|---|
ディスプレイ | 自然な色味と目に優しい画質。学習・読書向き | 144Hzの高リフレッシュレートで映像・ゲームに最適 |
処理性能 | A16 Bionicで高効率。iPadOSとの親和性が高い | Snapdragon 7+ Gen 3で重めのゲームも快適 |
バッテリー | 省電力で安定した持ち。外出先でも安心 | 大容量+急速充電対応。長時間の動画視聴にも強い |
スピーカー | ステレオスピーカーで音のバランスが良好 | クアッドスピーカー+Dolby Atmosで臨場感あり |
カメラ | フロントが高性能。ビデオ通話や学習向けに安心 | 標準的な構成でSNS・記録用途に対応 |
OS・アプリ環境 | 学習・創作アプリが豊富。iPhoneやMacとの連携も◎ | 自由度の高いAndroid環境。Google連携にも強い |
このように、それぞれに得意分野があるため、何を重視するかによってベストな選択は変わります。 次のセクションでは、どんな人にどちらがおすすめかをまとめていきます。
iPad 第11世代の詳細レビュー
特徴
Appleの新型iPad(第11世代)は、A16 Bionicを搭載したバランス型の高性能タブレット。液晶は自然な色合いで、読書や学習に最適です。Apple Pencil(第1/2世代対応)を使ったイラスト制作やノートアプリとの相性も抜群。
メリット
- iPadOSに最適化されたアプリの快適さ
- A16チップで創作・学習もサクサク
- Apple Pencilに対応(筆圧・遅延対策◎)
- フロントカメラが高性能でビデオ通話も安心
- ステレオスピーカーで音のバランスが良い
デメリット
- リフレッシュレートが60Hzと控えめ
- ストレージが64GB〜と少なめ構成もあり
- 価格はやや高め
Xiaomi Pad 7 の詳細レビュー
特徴
Xiaomi Pad 7は、Snapdragon 7+ Gen 3を搭載したハイパフォーマンスAndroidタブレット。144Hz対応ディスプレイやクアッドスピーカー、急速充電などエンタメ体験に強く、価格以上の満足度が得られる一台です。
メリット
- 144Hzの高リフレッシュレートで滑らか表示
- Snapdragon 7+ Gen 3でゲーム・マルチタスクに強い
- 8GBメモリ+128GBストレージで余裕ある構成
- クアッドスピーカー+Dolby Atmos対応
- 価格が手頃でコスパ良好
デメリット
- Androidアプリの最適化が機種により異なる
- Apple Pencilのような細かな描写には劣る
- ペン・キーボードは別売り
結論:どっちを選ぶべき?
iPad 第11世代と Xiaomi Pad 7 は、どちらも非常に魅力的なタブレットですが、求める体験によって最適な選択肢は異なります。
iPad 第11世代が向いている人
- イラストや学習など、Apple Pencilを活かした使い方がしたい
- 安定性・信頼性を重視し、アプリの完成度も求めたい
- iPhoneやMacとの連携を活かしたい
- 子ども用・教育用として安心して使いたい
Xiaomi Pad 7が向いている人
- ゲーム・動画視聴などエンタメ用途を重視したい
- 高リフレッシュレートで滑らかな操作感を求めたい
- スペック重視で価格も抑えたい
- Androidの自由なカスタマイズ性を活かしたい
迷ったときの早見表
使い方・重視するポイント | おすすめのモデル |
---|---|
学習・ノート・イラスト・安定感 | iPad 第11世代 |
ゲーム・動画・マルチタスク・価格 | Xiaomi Pad 7 |
どちらも「価格以上の価値」があるタブレットです。この記事を通して、あなたの使い方に合った1台が見つかれば幸いです。
SEFP Journal | Tommy のXアカウント(@tommy_sefp)
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