Nebula Capsule 3 vs MoGo 3 Pro【2025年比較】どっちが買い?
2025年、モバイルプロジェクター市場はますます進化を遂げ、家庭用シアターから出張プレゼン、キャンプでのエンタメ用途まで活用シーンが広がっています。特に注目を集めているのが、Ankerの「Nebula Capsule 3」と、XGIMIの「MoGo 3 Pro」です。
この2機種は「Android TV搭載」+「フルHD」+「モバイル性」の三拍子を揃え、モバイルプロジェクターの“完成形”とも言われる存在。しかし、明るさ・音質・サイズ・価格帯などを比較すると、それぞれに強みと弱みが明確に分かれています。
この記事を読むとわかること
- Nebula Capsule 3とMoGo 3 Proのスペックと体感レベルでの違い
- 映画・ゲーム・プレゼン・旅行など目的別で選ぶ基準
- 音質・明るさ・携帯性・価格のリアルな使い勝手
- 初心者でも「後悔しない選び方」ができるチェックリスト
- 結局どっちが買いなのか、最終判断ポイント
2強が激突!なぜこの2機種が注目されるのか?
市場にはさまざまなモバイルプロジェクターがありますが、Nebula Capsule 3とMoGo 3 Proは以下の点で抜きん出ています:
- Android TV 11搭載:NetflixやYouTubeが本体で使える
- フルHD解像度:小型ながら本格的な高画質
- 内蔵スピーカーが優秀:外部スピーカーなしでもOKな音質
- バッテリー内蔵:コンセント不要で使える自由度
どちらを選んでも一定の満足度は得られますが、「用途」や「使う場所」によってベストな選択肢は異なるのです。次章から、両モデルを数字と実体験から掘り下げていきましょう。
スペック比較|Nebula Capsule 3とMoGo 3 Proの基本性能をチェック
まずは、Nebula Capsule 3とMoGo 3 Proの主要スペックを一覧表で比較してみましょう。 両モデルともAndroid TV 11を搭載し、フルHD対応の高性能機種ですが、「明るさ」「音質」「サイズ」「バッテリー」など、使い勝手に直結するポイントに注目することが重要です。
項目 | Nebula Capsule 3 | XGIMI MoGo 3 Pro |
---|---|---|
発売年 | 2023年 | 2025年 |
解像度 | 1920×1080 (フルHD) | 1920×1080 (フルHD) |
明るさ | 200 ISOルーメン | 400 ISOルーメン |
HDR対応 | HDR10 | HDR10 |
OS | Android TV 11 | Android TV 11 |
バッテリー駆動時間 | 約2.5時間 | 約2時間 |
スピーカー | 8W(モノラル) | 2×3W Harman Kardon(ステレオ) |
サイズ | 約168×80mm(缶サイズ) | 約161×119×47mm |
重量 | 約850g | 約900g |
接続端子 | HDMI, USB-C, Wi-Fi | HDMI, USB-C, Bluetooth |
このスペック差が“体感”にどう影響するか?
1. 明るさ(ISOルーメン)
明るさはMoGo 3 Proが2倍の400 ISOルーメンで明確に優位です。明るい室内でも視認性が高く、日中のリビングやプレゼン会場など「照明を落とせない環境」での使用に強いです。
対してCapsule 3は、200ルーメンなので暗所での使用に最適化されています。寝室や夜のキャンプなどでの映画鑑賞には十分な明るさです。
2. 音質(内蔵スピーカー)
Capsule 3の8Wモノラルスピーカーは「思ったより良い音」で映画も音楽もそれなりに楽しめますが、ステレオ感や立体感には欠ける印象。音にこだわるなら外部スピーカーが欲しくなるかもしれません。
一方、MoGo 3 ProはHarman Kardon製のステレオスピーカーを2基搭載しており、音の広がりと厚みが段違い。外部スピーカーを使わずに映画やライブ映像を楽しめるクオリティです。
3. 携帯性(サイズ・重量)
Nebula Capsule 3は「缶サイズ」という表現がぴったりなコンパクトさ。片手で持てて、カバンのサイドポケットにも収まるため、持ち運びやすさは抜群です。重さも850gと軽量です。
MoGo 3 Proも900gと決して重くはないですが、形状が長方形で厚みもあり、バッグの収納性はやや落ちます。据え置き型として使う人に向いたサイズ感です。
4. バッテリーと稼働時間
Capsule 3の稼働時間は約2.5時間で、1本の映画が問題なく観られるのは大きな安心材料。一方MoGo 3 Proは約2時間。シーンによってはACアダプタやモバイルバッテリーとの併用を考える必要があります。
5. 接続性(ポート・無線)
両モデルともHDMIとUSB-Cを備えていますが、MoGo 3 ProはBluetooth送受信に対応している点が特徴です。Bluetoothスピーカーやゲームパッドとの連携がスムーズです。
このようにスペックは数字で比較できますが、体感での差は用途に直結します。次のパートでは、機能別(明るさ・音質・携帯性・OS操作)にさらに深掘りして、あなたにとって本当に必要な要素を見極めていきます。
機能別で徹底比較|使い勝手の“本当の違い”はここに出る!
数値スペックだけでは見えてこない「体験としての差」。この章では、ユーザーが実際に使用する上で感じやすいポイントをテーマごとに比較し、それぞれの得意分野と注意点を明確にしていきます。
1. 明るさ|照明のある部屋でも映る?
明るさは、プロジェクター選びで最も見落とされがちなポイントですが、実は使えるシーンの幅を大きく左右します。
- MoGo 3 Pro(400 ISOルーメン):日中や照明のあるリビングでも視認性が高い。部屋を完全に暗くしなくても映画やプレゼンが可能。
- Capsule 3(200 ISOルーメン):暗所では十分な明るさ。ただし日中や照明下では映像が淡く感じることも。カーテン必須。
明るい場所で使うならMoGo 3 Pro一択。Capsule 3は「夜専用機」として割り切るのが◎。
2. 音質|本当にスピーカーだけで十分?
プロジェクターの音質は見落としがちですが、映画の迫力やプレゼンの明瞭さに大きく影響します。
- MoGo 3 Pro:Harman Kardon製ステレオスピーカー搭載。低音から高音までバランスが良く、広がりと厚みを感じるサウンド。
- Capsule 3:8Wのモノラルスピーカー。音質は悪くないが、やや単調。セリフは聞きやすいが、迫力は控えめ。
映画や音楽をしっかり楽しみたいならMoGo 3 Proの音質は別格。Capsule 3はサブウーファー等の追加で補完も視野に。
3. 携帯性|出張・旅行・キャンプに持って行ける?
毎日使うわけではないガジェットだからこそ、「使いたい時に持ち出せるか」は非常に重要です。
- Capsule 3:片手で持てる缶サイズ、約850g。バッグやポーチにも入れやすく、圧倒的な手軽さ。持ち出す気になれるサイズ感。
- MoGo 3 Pro:約900gで一見近いが、サイズ感が大きく収納に不向き。外出には専用ケースがあるとベター。
持ち歩く頻度が多い人にはCapsule 3が圧倒的に便利。MoGo 3 Proは据え置き向け。
4. OS・アプリの対応範囲|単体でどこまでできる?
両モデルともにAndroid TV 11を搭載しており、NetflixやYouTube、Prime Videoなど、主要なストリーミングアプリに標準対応しています。
また、Google Playストアから他の動画アプリ(TVer、DAZNなど)もインストール可能。スマホの画面を無線投影できるChromecast built-inにも対応しています。
- MoGo 3 Pro:処理能力が高めで、複数アプリの同時利用でももたつきにくい。音声検索にも対応。
- Capsule 3:サクサクではあるが、処理負荷が高いアプリではやや反応に遅れを感じる場面も。
OS自体は大差ないが、パフォーマンスはMoGo 3 Proが一歩リード。
5. 起動時間・リモコン操作の快適さ
両機種ともにリモコンが付属し、電源ONからホーム画面までの時間はおおよそ30秒〜45秒。Capsule 3はやや静音性に優れており、寝室でも安心。
- Capsule 3:ファン音が非常に静かで、起動音も控えめ。
- MoGo 3 Pro:若干ファンの音が聞こえるが、気になるレベルではない。
静かな環境で使いたい人にはCapsule 3が◎。
ここまでで、Capsule 3は「軽くて静か、気軽に持ち出せる」、MoGo 3 Proは「パワフルで据え置きでも主力になる」という構図が見えてきたかと思います。
次章では、それぞれのモデルをより深く掘り下げるために「詳細レビュー形式」で、特徴・メリット・デメリット・向いている人を明確にしていきます。
各モデルを深掘りレビュー|Capsule 3とMoGo 3 Proの魅力と注意点
ここでは、Nebula Capsule 3とMoGo 3 Proそれぞれについて、スペックや機能面だけでなく、実際の使い勝手から見た長所・短所・向いている人を詳しく解説します。
Anker Nebula Capsule 3のレビュー
- 特徴:コンパクトで缶サイズ、持ち運び自由自在。Android TV 11搭載でストリーミングもOK。
- メリット:
- 圧倒的な携帯性。リュックや小型バッグにも余裕で入る。
- 静音性が高く、寝室や深夜の使用にもぴったり。
- バッテリー持ちが良く、外出先でも2時間以上の連続再生が可能。
- Android TV内蔵で、スマホ要らずの手軽さ。
- デメリット:
- 200 ISOルーメンの明るさは、日中や明るい部屋では厳しい。
- 音質は及第点だが、ステレオ感・重低音に欠ける。
- Bluetoothスピーカー接続時の音声遅延に注意(動画とのズレ)。
おすすめユーザー:旅行・キャンプ・寝室での映画鑑賞を楽しみたい人/軽くて持ち運びやすい機種を探している人

XGIMI MoGo 3 Proのレビュー
- 特徴:400ルーメンの明るさとHarman Kardonステレオスピーカーを搭載したパワフルモデル。高音質&高画質で据え置き用途に最適。
- メリット:
- 高輝度で日中の使用や照明下でも映像がしっかり見える。
- 映画・ライブに没入できるHarman Kardon製の音響設計。
- スムーズな操作性。複数アプリも快適に動作。
- Bluetoothスピーカーやコントローラーの接続も柔軟。
- デメリット:
- 重量とサイズ感はやや大きく、携帯性は劣る。
- バッテリー駆動は約2時間と短め。長時間は電源必須。
おすすめユーザー:リビングで本格的に映画やアニメを楽しみたい人/プレゼン・資料投影などのビジネス用途にも使いたい人

用途別おすすめ早見表|どっちがあなたに合っている?
使用シーン | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
映画鑑賞(リビング・明るい部屋) | MoGo 3 Pro | 400ルーメンの明るさ+迫力あるステレオ音響 |
映画鑑賞(寝室・暗所) | Nebula Capsule 3 | 静音性&サイズ感が抜群、枕元にも置ける |
出張・旅行・キャンプ | Nebula Capsule 3 | 軽量・缶サイズ・長時間バッテリーで持ち出し最強 |
プレゼン・会議で使いたい | MoGo 3 Pro | 高輝度で明るい会議室でも視認性◎ |
ゲーム用途 | MoGo 3 Pro | 高画質・低遅延・Bluetooth対応で操作快適 |
このように、Capsule 3とMoGo 3 Proは単なる性能比較ではなく、「どう使うか」で選び方が明確に分かれます。次章では、両モデルをふまえて「最終的にどっちを買うべきか」迷っている人に向けた結論を提示します。
最終結論|Nebula Capsule 3とMoGo 3 Pro、どっちを買うべき?
ここまで読んでいただいた方ならお分かりの通り、Capsule 3とMoGo 3 Proは「目的の違う2台」です。どちらが上、というよりも「どんな使い方をするか」で選び方が決まります。
迷ったらこの基準で選べばOK!
- 携帯性・静音性・気軽さ重視:→ Nebula Capsule 3
- 画質・音質・パフォーマンス重視:→ XGIMI MoGo 3 Pro
どちらもAndroid TV 11搭載でアプリ対応は完璧。普段の使い方をイメージして選ぶのが失敗しないポイントです。
価格で見るコスパ判断
※以下は参考価格帯(2025年5月時点)です。
- Nebula Capsule 3:約59,990円前後
- MoGo 3 Pro:約67,830円前後価格差7000円ほどですが、それが明るさと音質の差と考えればMoGo 3 Proも納得の価格。とはいえ、持ち運び重視ならCapsule 3の方が使い勝手の良さで勝ります。


よくある質問(FAQ)
Q. Capsule 3でも昼間に使えますか?
基本的には暗所向けです。日中の使用では、遮光カーテンなどで部屋を暗くする必要があります。
Q. MoGo 3 Proは音ズレしませんか?
本体スピーカーでの視聴ではズレません。Bluetoothスピーカー接続時には低遅延モード対応製品の使用を推奨します。
Q. Android TV内蔵って何が便利なの?
YouTubeやNetflixを本体だけで視聴可能。スマホやPCがなくてもリモコン操作だけで楽しめます。
Q. スクリーンなしでも投影できますか?
はい、白い壁や天井でも投影可能です。より鮮明に楽しみたい場合は、専用スクリーンの使用がおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたのライフスタイルに合った1台が見つかることを願っています!
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